今回はマンガ『ドリフターズ』のラスボス的存在である『黒王』のセリフを紹介します。名言というよりは『部下を諭す』ための言葉ですね。こんな感じの部下の心情がわかる上司に会いたいものです。
そうだ負けていない。勝ちだ。だがこれ以上は勝てぬ。
これはドリフターズの第4巻の一コマです。本マンガの主人公である島津豊久と『廃棄物』側である土方歳三が戦っている場面でのセリフです。
二人の戦いが膠着状態となり、黒王は土方に退却を命じました。ただ、土方は『まだ負けていない！！』と主張し、戦いを続けようとします。
そこですかさずこのセリフですよ。『負けていない。勝ちだ。』と。まず負けていないと言って、部下の心情に寄り添います。さらに『勝ちだ』とも言います。土方がやや押され気味にも見える場面でしたが、明確に『勝ちだ』と伝えます。部下の自尊心も大切にしている一言ですね。
そして最後に『だがこれ以上は勝てぬ』ですよ。なんと上手い言い回しでしょうか。実際にこんなこと言われたら、納得する以外にないですね。
なにはともあれ、これで土方は退却を選択するのでした。
焼けるとも。お前が焼くのだ。だから待つのだ。
次も黒王の名セリフです。ドリフターズの第5巻の一コマです。主人公側の『漂流者』たちと黒王率いる『廃棄物』の大戦が始まる直前でのお話です。
廃棄物側のジャンヌ・ダルクは、以前に主人公の島津豊久と戦い負傷していました。そのときに傷を負ってしまった負い目もあり、この戦いで是が非でも主人公と戦いたいと熱望しています。そんなわけで、『命じてください。私に！』と黒王に詰め寄るわけです。
黒王さまとしては、まだ負傷が完全に癒えていないジャンヌを主人公とは戦わせたくないと考えています。
そこで、まずは『焼けるとも。お前が焼くのだ』と同意します。決して頭ごなしに反対しません。そこから『だから待つのだ』ですよ。いずれその時は来る、だが今ではない、ということを伝えたかったのでしょう。かっこいい。こう言われては、ジャンヌとしても従わざるを得ません。
最後に
今回は『やる気が出る名言！（マンガ・アニメ・小説・偉人・有名人等）09』ということで記事を作成しました。
いや～、黒王さまかっこいい～。憧れます。なんと部下思いな上司でしょうか。生きてるうちに一度くらい、こんなセリフを言ってみたいですね(絶対無理)。
最後までご覧いただきありがとうございました！