やる気が出る名言!(マンガ・アニメ・小説・偉人・有名人等)02

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こんにちは、sivaです。

相変わらずですが、自分に喝を入れるための名言紹介です。

今回は名言ではなく『名文』になりますね。名文は福本伸行作品の『熱いぜ辺ちゃん』という作品からの紹介になります。

人気漫画家である福本先生の作品としては、比較的マイナーかもしれません。ですが、随所にいわゆる『福本節』が炸裂しています。

その中でも、特にお気に入りの文章を紹介したいと思います。

これは作中に登場するおじいさんの発言です。このおじいさんは、浮浪者であり、若いころからずっと大して働きもせず、(周りから見たら)自由気ままに生きてきた人です。

そのおじいさんが、病院でいよいよ最後を迎えるというときに書いた手紙の文章になります。

これが…熱いんです!グッと来ます!

若者へ

気がつくとボーッとしている若者へ

ありふれた若者へ

70年生きて経験のある事だから話します。

私は怠惰でした。

よく一日、頭が痛くなるまで寝ました。

私は食事の後 風呂の後 酒の後

何かを3時間以上何かを続けてした後眠くなるのです。

ほとんど絶望的に怠惰な人間でした。

やりたい事はやまほどあるのに、体を動かす段になると

億劫で結局何もしませんでした。

精神だけでフワフワ飛んでいけたら

私はどんなに行動的だったことでしょう。

自分が考えているよりも自分の体はズーッと重いのです。

自分の重さなどと言うことも寝込んで

立てなくなってから気が付きました。

そしてその「怠惰」という重さの弊害も…。

このふたつに抱きつかれたら

誰だって一歩も動けません…。

でも…

いいかげんなところでふっきらないといけません。

なんといってもいけません。

「よいしょっ」とかつぎ出してください。

自分の体重と怠惰を…。

どうもそれ位の気構えじゃないとダメみたいです。

病院で動けなくなってから

愚かにも私は気が付いたのです。

無性に生きたくなった…。

私は今までの人生がたまらなかった。

私がやる気になった時もう体は動かなかったのです。

未来あるみんなへ

ぜひ自分をかつぎ出して欲しいのです。

怠惰と体重をふりきって…。

自分を街へ

人へ

夢へ

明日へ

どうかできましたら

私の事を他人事だとか特別だとか

思わないで欲しいのです。

私は昔、気が付くとボーッとしている

若者でした…。

以上が名文になります。いやぁ、響きます。魂に響きます。

私自身は既に40代のおじさんですが、70歳から見たらまだまだ若造ですよね(^^;

人間、誰もが『自分は特別』と思いがちですが、そうではないんですよね。年を取っていき、老いていきます。誰も逃げられません。

思わずハッとさせられます。『よいしょ』と言って動き出したくなります。

改めて初心を思い出しました。よし、がんばろ!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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