2019年9月、斎藤王座対永瀬叡王による王座戦スタート!

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お盆が過ぎて、多少は暑さが和らいできた印象を受ける今日この頃です。もう少し涼しくなれば、エアコンいらずの快適な日々が過ごせそうです。本格的な秋が待ち遠しいです。

さて、将棋八大タイトルの一つ、序列5位である王座戦がいよいよ始まります。第1局が9/2からスタートします。

世間では豊島将之名人と木村一基九段の『王位戦』と『竜王挑戦者決定戦』の二つを合わせた『炎の10番勝負』が話題となっていますが、こちらの王座戦も目が離せません。

斎藤王座と永瀬叡王による『若手同士』且つ『タイトルホルダー同士』の戦いとなります。ここ数年でようやく20代同士のタイトル戦が実現するようになりました(菅井前王位対豊島挑戦者、中村前王座対斎藤挑戦者のような)。

羽生世代からの世代交代が本格化していると言っていいでしょう。

今回も若手同士の熱い戦いが期待されます。

斎藤王座の初防衛なるか?

斎藤王座は『東の王子』とも呼ばれるイケメン棋士です。中村大地前王座から奪取して、今回初防衛戦になります。その初防衛戦の相手が永瀬叡王という強敵です(まぁ弱い相手なんか存在しませんが…)。

棋士の世界では『タイトルを防衛して一人前』ということを聞いたことがあります。素人から見ると、プロ棋士になるだけで天才だと思いますが…(^^;。勝負の世界は厳しいですね。

斎藤慎太郎王座は、今期に入ってからは5勝4敗。数字だけ見ると、斎藤ファンには物足りない数字でしょうか。ですが、負けた相手が『渡辺3冠、羽生九段、佐藤康光九段、三浦九段』と超一流棋士ばかりです。仕方ないと言えば仕方ないかもしれません。

とはいえ、順位戦では永瀬叡王に勝利しています。というわけで、今期の成績を気にする必要はなさそうです。

永瀬叡王が2冠目獲得なるか?

一方の永瀬叡王は『軍曹』と呼ばれるほど将棋にストイックで、その差し回しは『負けない将棋』と呼ばれています。基本的には木村一基九段のような受け将棋と言っていいでしょう。

叡王には高見前叡王から4連勝でタイトルを奪取しました。ちょっと話はそれますが、ここ最近、タイトル戦が『一気に決着してしまう』ことが多い気がしています。

豊島名人が佐藤天彦前名人から名人奪取したときは、豊島さんの4連勝。永瀬叡王も、高見前叡王から4連勝で奪取しました。

真剣勝負だから仕方がないと言えば仕方がないのですが、あまりにも一方的だと見る側としては『もう少しもつれて欲しい』というのが正直な気持ちです。

仮に永瀬叡王がタイトル奪取となれば、3人目の『複数タイトルホルダー』誕生ですね。群雄割拠と言われていた時期から、将棋界の覇者が絞られてきた感じになるのかもしれません。

最後に

ここ最近、タイトルの入れ替わりが激しいと感じています。それだけトップ棋士とタイトルホルダーとの実力が伯仲している証拠だと思います。今後は、更に若い棋士(藤井聡太七段とか)がタイトル争いに絡んでくるでしょう。楽しみです。

今回の斎藤王座と永瀬叡王は、両者とも居飛車党です。相居飛車のどっしりとした将棋が展開されるでしょう。どういった棋譜になるか楽しみです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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