いよいよ来月(2019年6月)から、ヒューリック杯棋聖戦が始まりますね!楽しみで仕方ありません!(以降、一将棋ファンによる独り言です)
現在の将棋界の2強といっても過言ではない二人の対局です。しかもタイトル戦。盛り上がらないわけがないですね(^^♪
対局が楽しみですが…始まって欲しいような、いつまでもこの期待感が続いて欲しいような複雑な心境です。でも、早く見たい気持ちの方が強いです(どっちだよ!)。
今後の将棋界の覇権を誰が握るか?という戦いになるかもしれません。熱く、とはいっても騒ぎ過ぎずに見ていきたいです。
勢いは豊島3冠か?
豊島3冠は、羽生さんから棋聖を奪取してから何か覚醒したように思います。羽生さんから奪取した勢いそのままに、振り飛車党の雄・菅井七段から大激戦の末、王位のタイトルを奪取しました。
そして名人戦では、佐藤名人を4連勝と圧倒しての名人奪取でした。名人位が実力制になってから14人目の名人だそうで。余談ですが、実力制になってから、80数年が経つそうなのですが、それだけ経っても14人しか名人がいないのですね。やはり、将棋の神様に選ばれた人しかなれないものなのでしょうか。
そんな豊島3冠が、勢いのままに防衛してしまうのか?ですが、4連勝したとはいえ、名人戦での疲れが残ってないかが心配です。
プロの将棋の対局は、人によっては数キロ痩せてしまうそうで…。タイトル戦ともなれば疲労度合いもハンパないでしょうし。とはいっても、もうタイトル戦にも慣れてしまっているでしょう。外見からは疲れが全く感じられませんから(もちろんものすごい疲労感でしょうが)。
A級返り咲き以降、絶好調の渡辺2冠か?
渡辺2冠も、一時はA級から陥落して『渡辺さんの全盛期ももう終わりか?』とも思っていましたが、そこからの盛り返しがすごかったです。
なんとB級1組を全勝してしまいましたからね!。これにはビックリしました。それ以降、安定した実力を発揮しているイメージです。
昨年度の王将戦では、久保さんから4連勝であっさりとタイトルを奪取してしまいました。勝手な印象ですが(自分の棋力はゼロに近いので、将棋内容はよくわかりませんが)見ていて『圧倒的だな』と感じました。久保さんも十分強いのですが、その久保さんを全く寄せ付けませんでしたね。
そんな渡辺さんも、タイトルホルダーとしては最年長になってしまったのですね。ひと昔前は最年少が当たり前だったのに(^^;
勢いのある豊島3冠ですが、対渡辺戦だと『渡辺12勝、豊島5勝』と渡辺2冠が圧倒しています。相性というものがあるのでしょうかね。
仮に渡辺2冠が勝利したとしても、渡辺さんが3冠になり、豊島さんが2冠になって、他の方へタイトルが流れるわけではありません。これ、何となく羽生さん・森内さん、渡辺さんのいわゆる『将棋界の3霊獣』を思い出してしまいます。
豊島3冠・渡辺2冠に、例えば広瀬竜王が加わって、新たな将棋界の3霊獣が生まれるのでしょうか。或いは、若手棋士が盛り返し、再び『群雄割拠』状態となるのか。そのあたりも楽しみですね。
最後に
将棋ファンとしては、豊島3冠が勝つにしろ、渡辺2冠がかつにしろ、最終戦までもつれてくれると嬉しいですね。贅沢な希望ですが(^^;
いや、最近のタイトル戦(叡王戦・名人戦)は一方的な展開だったので…。もう少しもつれて欲しかったのが正直な気持ちです。昨年度の菅井VS豊島の王位戦のように一進一退だと最高ですね。対局者は大変でしょうが…それでもそういった戦いが見たい!。対局が増えれば『将棋めし』やおやつの話題でも盛り上がることができますし。
しばらくは豊島3冠・渡辺2冠を中心にしてタイトル争いは進んでいくのでしょうが、あと数年したら藤井聡太7段も絡んでくるのでしょうね(あと数年もかからずに絡んでくるかもしれませんが)。
昨年度からタイトルホルダーに40代がいなくなり、本当の意味で『世代交代』したと感じています。とはいえ、羽生さんを筆頭に、40代・50代の棋士の活躍も見たいと思う今日この頃です。
最後までご覧頂きありがとうございました!