こんにちは、sivaです。
いよいよ夏の甲子園が始まりました。選手のみなさんもスタンドで応援するみなさんも、暑いなか大変だと思います。本格的な夏になり、ちょっと外を歩くだけでも倒れそうな暑さです。熱中症には十分気をつけてもらいたいです。
さて、2019年の竜王戦、広瀬竜王への挑戦者を決める『挑戦者決定戦』の進出者が決まりました。
豊島名人は藤井聡太七段・渡辺3冠を破り決定戦進出
まず一人目は豊島名人です。挑戦者決定戦トーナメントで藤井聡太七段と渡辺3冠という強豪を破り、堂々の決定戦進出です。
現在の将棋界序列1位であり、文字通りトップ棋士である豊島名人が実力を発揮しました。さすがです。今期は渡辺3冠と永瀬叡王のタイトルホルダー以外には負けていません。正直、強すぎです(渡辺3冠も、豊島名人以外には負けていませんが)。
ここでもし豊島名人が竜王戦の挑戦者となり、広瀬竜王からタイトル奪取となれば、再び3冠に返り咲きになります。何より『名人』『竜王』という将棋界最高峰のタイトルを含めた3冠になりますので、名実ともに『豊島時代』が来たと言っていいでしょう。
個人的な思いですが、広瀬竜王はちょっと調子を落としてる感があります。豊島名人が挑戦者になったら、『豊島竜王名人』が爆誕しそうです。
木村九段は佐藤天彦九段・永瀬叡王を破り決定戦進出
もう一人の進出者は、今期A級復帰のニュースでも知られる木村一基九段です。こちらも挑戦者決定戦トーナメントで佐藤天彦九段と永瀬叡王という強豪を破り、文句なしの決定戦進出です。
前名人であった佐藤天彦九段とタイトルを取って勢いに乗っている永瀬叡王を破るとは、正直思いませんでした。大変失礼ですが…(^^;
木村九段のような方を大器晩成というのでしょうか。以前から強い棋士でしたが、ここ最近は『千駄ヶ谷の受け師』の実力を遺憾なく発揮しているように見えます。
受けだけでなく、ここ一番の攻めも鋭さを増す一方な印象を受けます。
両社はこの挑戦者決定戦の他に、王位のタイトル戦も行っています。巷では、この挑戦者決定戦3番勝負と王位戦の7番勝負を合わせて『豊島・木村の10番勝負』と言われています。
将棋ファンとしては、人気棋士同士の対局がたくさん見れてとても嬉しいです。両社ともスケジュール的に大変でしょうが、内容の濃い対局をたくさん見れることを期待します。
勝負の行方は?
今期に入ってからの豊島名人と木村九段の対局をみると『豊島名人に分があるか?』と思ってしまいます。
ですが、ここは『将棋界の群雄割拠』『おじさん世代にもう一度タイトルを』ということで、木村一基九段に頑張ってもらいたいです!
ちょっと話はそれますが、タイトルの挑戦者を決める戦いは、A級棋士が勝ち上がって来ますね。強いからA級に在籍している。強いから勝ち抜く。当然と言えば当然です。
ですが弱冠17歳の藤井聡太七段が、こういった「タイトル挑戦まであと一歩」というところまで来ているんですよね。しかも竜王戦だけでなく、他のタイトル戦でも同様のところまで来ている。一般棋戦では優勝経験もある。
やはり末恐ろしい17歳です^_^;。史上最年少タイトル記録の更新もあり得ますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!